光形態形成(読み)コウケイタイケイセイ

デジタル大辞泉 「光形態形成」の意味・読み・例文・類語

こうけいたい‐けいせい〔クワウケイタイ‐〕【光形態形成】

植物が置かれた環境の光の条件により、発生分化が制御される現象細胞分裂の向き、種子胞子発芽、葉の展開や茎の生長開花タイミングなどが調節される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の光形態形成の言及

【形態形成】より

花芽形成については,葉原基や光周性との関連で詳細な生理・生化学的研究が進められている。光が関与する組織・器官形成はとくに光形態形成photomorphogenesisとよばれる。高等植物の形態形成においては,生長制御物質であるオーキシンの合成の部域性,極性輸送,その結果として生ずる生体内での濃度こう配パターンが重要な役割を果たすと考えられている。…

【形態形成】より

花芽形成については,葉原基や光周性との関連で詳細な生理・生化学的研究が進められている。光が関与する組織・器官形成はとくに光形態形成photomorphogenesisとよばれる。高等植物の形態形成においては,生長制御物質であるオーキシンの合成の部域性,極性輸送,その結果として生ずる生体内での濃度こう配パターンが重要な役割を果たすと考えられている。…

※「光形態形成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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