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再帰動詞 さいきどうしreflexive verb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

再帰動詞
さいきどうし
reflexive verb

英語の hide oneself (隠れる) の hideのように,「自己を,自己に」の意味の代名詞を目的語とする動詞のこと。またこの代名詞を再帰代名詞という。自分を対象とする動作を表わすことが多いが,フランス語 se quitter (別れる) のように相互関係を表わすもの,タタール語の kijen- (衣服を着た状態になる。-(e)nは再帰接尾辞) ,kij- (〈何かを〉着る,はく,かぶる) ,kijender- (〈子供など〉に着物を着せる) のように自分の体またはその一部の全体に及ぶ動作を表わすもの,タタール語のsøjlæn- (ひとり言を言う) のように相手を対象としない動作,フランス語s'écrier (叫ぶ) のように慣用的に再帰目的語をとるだけのものもある。再帰代名詞は,英語 (-self) のようにすべての人称についてあることも,フランス語 (se) やドイツ語 (sich) のように三人称についてだけあり,一,二人称では人称代名詞をそのまま用いることもある。

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デジタル大辞泉の解説

さいき‐どうし【再帰動詞】

ヨーロッパ諸語の文法で、目的語として再帰代名詞をとる動詞。フランス語のse lever(起きる)、ドイツ語のsich freuen(喜ぶ)などの類。

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百科事典マイペディアの解説

再帰動詞【さいきどうし】

主語の行う動作が再び主語に戻ってくる動詞。一般に近代印欧語では,他動詞が再帰代名詞を伴うと全体として自動詞の意味になる。たとえばドイツ語のsetzen(おく)→sich setzen(すわる)。

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大辞林 第三版の解説

さいきどうし【再帰動詞】

ヨーロッパ諸語で、他動詞のうち目的語として再帰代名詞を伴うもの。

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