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初誕生 はつたんじょう

妊娠・子育て用語辞典の解説

はつたんじょう【初誕生】

生まれて初めて迎える「お誕生日」つまり1歳のお誕生日のお祝いです。日本は「数え年」つまり元旦ごとにプラス1歳、と数えてきたので、「誕生日」を祝う風習はありませんでした。誕生日祝いは欧米から入ってきたものといわれています。ただし、日本でも昔からこの1歳のお誕生日だけは盛大に祝う風習がありました。昔は生後間もなく亡くなる赤ちゃんが少なくなかっただけに、無事1歳まで育った喜びとこれからの健康を願っての儀礼なのです。おもちをついて、そのもちを赤ちゃんに背負わせたり、おしりやすねに「ぶつける」風習もあります。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について 情報

とっさの日本語便利帳の解説

初誕生

満一歳の誕生日。毎年の誕生日を祝う風習は、本来、日本にはなく、初誕生日だけに限られていた。祝い方は土地によって違うが、男児の場合は餅をつき、女児の場合は赤飯を炊き、産婆や親戚、近隣を招いて祝う。満一歳の頃には立ち歩きができる子は早く家を離れるとされ、評判が悪く、そういう子には一升餅を背負わせる風習があった。逆に歩けない子に対しては、一升餅で子供の腰を打つまねをする。また、この初誕生日にはエラビドリの儀式をする。男児の場合は筆・そろばん・本・ものさしを置き、女児の場合はものさし・糸巻き・筆・はさみを置き、子供が何を最初に手にするかで、その子の将来を占う儀式である。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

はつたんじょう【初誕生】

初誕生日の祝い。日本の庶民の伝承では誕生日の祝いは,ほとんど生後満1年の初誕生に限られていた。初誕生の祝いは地方によってムカワリ,ムカイドキ,タイジョウ,タンカヨイなどとよび,誕生餅をついて,産婆や親戚,近隣を招いて祝う。満1年ころは立歩きができるようになり,飛躍的な成長をみせる時期なので,ハツアルキを中心にしたさまざまな儀礼が行われている。この日つく餅を力餅,タッタリ餅,立ち餅,ブッサリ餅などという。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の初誕生の言及

【育児】より

…これらは生児の村をこえた世間への仲間入りの機会でもあった。 生後満1年の初誕生をムカイドキなどといい,餅をつき親類知己を招いて祝う。このころは子どもが立歩きを始めるという飛躍的な成長の時期であり,ここまで無事に育てば育児にも一応のめどがつくため,初誕生はほぼ全国的に祝われている。…

※「初誕生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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