勘会(読み)カンカイ

デジタル大辞泉 「勘会」の意味・読み・例文・類語

かん‐かい〔‐クワイ〕【勘会】

律令制で、地方官行政実際中央官庁帳簿とを照合すること。かんえ。

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精選版 日本国語大辞典 「勘会」の意味・読み・例文・類語

かん‐かい‥クヮイ【勘会】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、国司郡司などの地方官の行政の実際と公の帳簿を照合すること。普通は中央で行なうが、中央でできない点については、諸国巡察使を派遣して行なった。かんえ。
    1. [初出の実例]「省宜会巡察所見」(出典続日本紀‐和銅五年(712)四月乙酉)
  3. 寺院荘園の帳簿などを照合すること。
    1. [初出の実例]「永以清住寺返妙、勘会公文事」(出典:醍醐寺新要録(1620))

かん‐え‥ヱ【勘会】

  1. 〘 名詞 〙かんかい(勘会)色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「勘会」の読み・字形・画数・意味

【勘会】かんかい

引き合わせ。

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