デジタル大辞泉 「北界」の意味・読み・例文・類語 ほっ‐かい〔ホク‐〕【北界】 動物地理区の三界の一。アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ大陸を含む地域。全北区と旧熱帯区に分けられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「北界」の意味・読み・例文・類語 ほっ‐かいホク‥【北界】 〘 名詞 〙 動物地理学上の区域。アジア・ヨーロッパ・アフリカ・北アメリカ大陸を含む地域で、全北区と旧熱帯区に分ける。新生代第三紀時代は北界全部が連絡し温暖であったので動物は広く分布するに至った。有袋類・単孔類・広鼻猿を欠く。食虫類の発達が著しい。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「北界」の意味・わかりやすい解説 北界ほっかいArctogeaArctogean realm 動物地理区の三大単位の一つで、南界、新界に対応する区分。北界は、新北区、旧北区、東洋区、エチオピア区に分けられる。北アメリカ、ユーラシア、アフリカの各大陸を含む広大な地域であるが、これらの大陸は長期にわたって隔離されることがなかったために動物相に共通性が多い。高等哺乳(ほにゅう)類の分化・放散は主としてこの地域でおこった。ダーリントンP. J. Darlingtonは、北界に対してMegageaという名称を用いている。[片倉晴雄][参照項目] | 動物地理区 動物地理区の分類とおもな固有動物 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例