


(若)(じやく)。
は巫女が舞い祈る形。匸は秘匿の所。巫女が秘匿の所にあって、ひそかに祈
することをいう。〔説文〕十二下に「
(に)ぐるなり」とし、字を
声とするが、匸部には
・医など、秘匿のところで呪儀を行うことを示す字が多い。〔爾雅、釈詁〕に「
なり」とあるのは陰微、また〔玉
〕に「陰姦なり」とみえる。匿れて呪詛などを行う陰姦のことをいう。金文には周初の〔大盂鼎(だいうてい)〕に「厥(そ)の
を闢(ひら)き、四方を匍(ふ)(敷)
す」とあり、服從しないものは匿を懐くものとされた。〔周礼、地官、土訓〕「地
(ちとく)」の〔
司農注〕に「地生ずる
の惡物、人を
する
、
蝮(きふく)の屬の
(ごと)し」とあり、地妖の類をいう。もと呪的なものをさしていう語である。
カクス・カクル・ノガル・ホロブ・ツトム・ケガラハシ・イマシム・ヨコシマ 〔字鏡集〕
カタマシ・ノガル・ケガラハシ・ホロブ・イマシム・ツトム・ナカラ・カクル・ユカル・カクス
声の字として
を収める。字はまた昵(じつ)に作る。
は〔爾雅、釈訓〕にみえ、もと
と同字である。
・
・
ni
kは同声。
・忸niu
kは声近く、
・
・忸はともに慙愧(ざんき)の意がある。
nietは
声の字であるが、また昵に作り、尼niei声に従って、また別系の字である。
▶・匿居▶・匿空▶・匿戸▶・匿行▶・匿光▶・匿財▶・匿罪▶・匿
▶・匿笑▶・匿情▶・匿心▶・匿迹▶・匿跡▶・匿知▶・匿逃▶・匿年▶・匿避▶・匿伏▶・匿謀▶・匿名▶・匿耀▶・匿糧▶・匿路▶
匿・偽匿・
匿・私匿・自匿・舎匿・飾匿・潜匿・走匿・臧匿・蔵匿・側匿・逃匿・秘匿・避匿・伏匿・服匿・
匿・
匿・辟匿・貶匿・亡匿・悶匿・幽匿・容匿・淪匿出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...