卑属(読み)ヒゾク

デジタル大辞泉 「卑属」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぞく【卑属】

ある人を基準として、親族関係おいてあとの世代にある血族。子・孫などの直系卑属と、おいめいなどの傍系卑属とに分ける。⇔尊属

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精選版 日本国語大辞典 「卑属」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぞく【卑属】

  1. 〘 名詞 〙 ある人から見て後の世代にある血族。子・孫などの直系卑属と、甥・姪などの傍系卑属とがある。⇔尊属
    1. [初出の実例]「儒道は尊属の者に利にして卑属の者に不利なり」(出典:日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉三)

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百科事典マイペディア 「卑属」の意味・わかりやすい解説

卑属【ひぞく】

ある人を基準として,血縁関係においてその者に後続する世代にある者。尊属に対する語。子,孫などの直系卑属と甥(おい),姪(めい)などの傍系卑属とがあり,民法前者につき相続に関する規定を置く。→卑属殺
→関連項目親族直系卑属傍系卑属

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「卑属」の意味・わかりやすい解説

卑属
ひぞく

後世代の親族。尊属に対するもの。子,孫などの直系卑属と甥,姪などの傍系卑属とに分れる。血族たる直系卑属は血族法定相続人では第1順位の相続人である (直系卑属内では世代の前後による。民法 887) 。

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改訂新版 世界大百科事典 「卑属」の意味・わかりやすい解説

卑属 (ひぞく)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「卑属」の意味・わかりやすい解説

卑属
ひぞく

尊属・卑属

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世界大百科事典(旧版)内の卑属の言及

【尊属・卑属】より

…たとえば父母・祖父母などを直系尊属,おじ・おばなどを傍系尊属という。卑属とは自分より後の世代に属する直系および傍系の血族である。たとえば,子・孫などを直系卑属,おい・めいなどを傍系卑属という。…

※「卑属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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