印紙法(読み)インシホウ(その他表記)Stamp Act

翻訳|Stamp Act

デジタル大辞泉 「印紙法」の意味・読み・例文・類語

いんし‐ほう〔‐ハフ〕【印紙法】

印紙条例

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精選版 日本国語大辞典 「印紙法」の意味・読み・例文・類語

いんし‐ほう【印紙法】

  1. 〘 名詞 〙いんしじょうれい(印紙条例)

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旺文社世界史事典 三訂版 「印紙法」の解説

印紙法
いんしほう
Stamp Act

1765年,七年戦争後の財政困難を理由に,イギリス政府がアメリカの13植民地に対して発布した税法
証券・抵当証書認可証・パンフレットから大学卒業証書・新聞・暦・カルタに至るまで本国同様に印紙をはらせ,イギリス駐屯軍の費用にあてようとしたもの。10月から実施されたが,植民地側は「代表なくして課税なし」の原理を理由に抵抗し,印紙法会議を開いて反対商人はイギリス商品不買協定を結び,秘密結社「自由の子」は暴動を起こした。この法による収入はわずかであるうえ,実施困難となり,3か月で廃止。植民地の反英独立の意識を高めた点で重要な意義をもつ。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「印紙法」の解説

印紙法(いんしほう)
Stamp Act

北アメリカのイギリス領植民地で発行される証書,認可証,新聞,暦などに印紙をはることを要求したイギリスの1765年の法律七年戦争によって広大なアメリカ大陸領土を獲得したイギリスは,戦後財政困難に陥り,拡大した植民地の統治の費用の一部を植民地住民に負担させようとした。しかし「代表なくして課税なし」と主張する植民地住民の強硬な反対にあい,イギリスはまもなく印紙法の撤回を余儀なくされた。

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