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友野宗善 ともの そうぜん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

友野宗善 ともの-そうぜん

?-? 戦国-江戸時代前期の商人。
今川氏のもとで駿河(するが)(静岡県)駿府の商人頭となり,友野座を組織して領内の商人と流通の統制にあたる。今川氏にかわった甲斐(かい)武田氏のもとでもその地位をみとめられ,徳川家康大御所として駿府にはいると町年寄に任じられた。通称は次郎(右)兵衛尉。子孫は代々与左衛門を襲名,町政を担当した。

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朝日日本歴史人物事典の解説

友野宗善

生年:生没年不詳
江戸前期の駿府(静岡市)の頭人豪商。友野氏は松木氏と共に,今川氏時代からの駿府の御用達町人。宗善は名を次郎兵衛尉といい,このころから,大御所徳川家康の駿府在城時代にかけて活躍。家康は大御所として駿府を支配した折,町割を実施したが,宗善はこれに積極的に協力し,信頼を得た。駿府では町方頭人として松木氏と共に家康と接触。駿府町人に対しては特別の利権が与えられたが,慶長14(1609)年長崎の糸割符仲間より,駿府に生糸の配分を特許され,大御所に奉仕する反面大きな利権を引き出すなどの役割を果たした。子孫は代々友野与左衛門を称し,町年寄を務めた。<参考文献>『駿府国新風土記』,「稿本静岡市史編纂資料」(静岡県中央図書館蔵),『静岡市史』近世,中田易直『近世対外関係史の研究』

(中田易直)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

とものそうぜん【友野宗善】

戦国時代の豪商。生没年不詳。通称は次郎兵衛尉。戦国大名今川氏の御用商人で,駿河府中の今宿を拠点に東海道の流通を支配した。1552年(天文21)以前より,今川氏の商人頭として国内・他国の商人の統制と伝馬の発着を担当した。また友野座を組織して領国内の木綿販売を独占したほか,ゴマ油アカネ(茜)などの売買も支配した。今川氏に代わって駿河を支配した武田氏からも,73年(天正1)行商人支配権,木綿販売権などを安堵されている。

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