古武弥四郎(読み)コタケヤシロウ

デジタル大辞泉 「古武弥四郎」の意味・読み・例文・類語

こたけ‐やしろう〔‐やシラウ〕【古武弥四郎】

[1879~1968]医学者。岡山の生まれ。ドイツ留学。大阪大教授。必須アミノ酸トリプトファン中間代謝研究日本生化学基礎を築いた。

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20世紀日本人名事典 「古武弥四郎」の解説

古武 弥四郎
コタケ ヤシロウ

明治〜昭和期の生化学者



生年
明治12(1879)年7月2日

没年
昭和43(1968)年5月30日

出生地
岡山県

別名
号=五経

学歴〔年〕
大阪府立医学校(阪大前身)〔明治35年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正2年〕

主な受賞名〔年〕
学士院東宮御成婚記念賞〔昭和8年〕,文化功労者〔昭和36年〕

経歴
京都帝大医化学教室で荒木寅三郎師事。留学後の明治38年大阪府立高等医学校助教諭、教諭、大正8年大阪医大教授。昭和8年大阪帝大医学部教授(医化学担当)、のち微生物病研究所長、医学部長を務め15年退官、名誉教授。20〜35年和歌山県立医専(のち和歌山県立医科大学)学長、24年学士院会員。アミノ酸の生化学について広く研究。キヌレニン命名著書に「有機養素 付酸素」「生理・病理及び治療からみた蛋白質及びアミノ酸」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古武弥四郎」の解説

古武弥四郎 こたけ-やしろう

1879-1968 明治-昭和時代の生化学者。
明治12年7月2日生まれ。大阪帝大教授,同医学部長などを歴任。のち和歌山県立医大初代学長。アミノ酸,とくにトリプトファンの中間代謝の研究で知られ,昭和5年その代謝中間体キヌレニンを発見。8年学士院東宮御成婚記念賞。36年文化功労者。昭和43年5月30日死去。88歳。岡山県出身。大阪府立医学校(現阪大)卒。

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367日誕生日大事典 「古武弥四郎」の解説

古武 弥四郎 (こたけ やしろう)

生年月日:1879年7月2日
明治時代-昭和時代の生化学者。大阪帝国大学教授
1968年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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