吉川八幡宮(読み)よしかわはちまんぐう

日本歴史地名大系 「吉川八幡宮」の解説

吉川八幡宮
よしかわはちまんぐう

[現在地名]賀陽町吉川

吉川のほぼ中央、東刈尾ひがしかりお鎮座。周囲はスギヒノキ巨木などがうっそうと茂る。祭神は仲哀天皇・応神天皇・神功皇后で、相殿に猿田彦命・佐佐森彦命を祀る。明治四三年(一九一〇)に近辺の小社を合祀、境内末社に若宮神社やま神社・稲荷神社などがある。旧郷社。縁起によれば、天安元年(八五七)黒山の松原森くろやまのまつばらのもり松原八幡宮が造営されたが、永長元年(一〇九六)現在地に三反歩の社地を築き、山城石清水いわしみず八幡宮の分霊を勧請し、これに松原八幡宮を合祀したのを創建とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「吉川八幡宮」の解説

吉川八幡宮

岡山県加賀郡吉備中央町にある神社。1096年、京都石清水八幡宮別宮として創建とされる。室町時代に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されている。

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世界大百科事典(旧版)内の吉川八幡宮の言及

【賀陽[町]】より

…町域南端の豪渓は国の名勝に指定された景勝地。吉川にある吉川八幡宮本殿は重要文化財,当番祭は重要民俗資料に指定されている。【上田 雅子】。…

※「吉川八幡宮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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