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比色分析 ひしょくぶんせきcolorimetric analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

比色分析
ひしょくぶんせき
colorimetric analysis

(1) 物質の色の濃さまたは色調を,標準物質の色調と比較して,その物質を定量する分析方法。比色定量ともいわれる。肉眼で色の濃さを比較する視覚法は,特別の装置を必要とせず,迅速に実行できるなどの利点はあるが,精度が低い欠点もある。これに反し光電比色計,光電分光光度計を用いれば,より精度の高い分析を行うことができる。この場合には,試料溶液の吸収極大波長に近い,単色光を用いることが望ましい。
(2) 光吸収分析を広い意味で比色分析ということがある。

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デジタル大辞泉の解説

ひしょく‐ぶんせき【比色分析】

溶液の色の濃さや色調を、標準溶液と比較して定量する化学分析。また、その分析方法。肉眼で試験管比色管)などに採取した試料を見比べる方法や、試料を透過した光の強さや吸収の程度から調べる方法などがある。比色法

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百科事典マイペディアの解説

比色分析【ひしょくぶんせき】

溶液の色の濃さ,色調などを標準溶液と比較して定量する分析法。あらかじめ各種の既知濃度の標準溶液を作っておき,試料溶液をこれと比較して同一条件の標準溶液を選び出したり,試料溶液と標準溶液に光を透過させ,液層の厚さや光量を調節して釣り合わせたりする肉眼による判定が広く行われる。
→関連項目定量分析比色計微量分析

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大辞林 第三版の解説

ひしょくぶんせき【比色分析】

物質(主に溶液)の色の濃さや色調を、標準物質のそれと肉眼または光電光度計により比較して定量する化学分析法。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

比色分析
ひしょくぶんせき
colorimetric analysis

被検物質の色の濃さを標準物質のそれと肉眼で比較して、その中に含まれている成分の濃度を決定する定量分析法。固体または気体の色調を利用することもあるが、溶液を用いるのが普通である。試験管に分取した試料溶液を、それと同じ組成をもった標準試料と比較する単純な方法から発展し、比色計や光度計の発明を経て、現在では光電管のような光電変換素子を使い、溶液中を透過してきた光の強さを、光電流として読み取ることのできる各種の分光光度計を使った、いわゆる吸光光度法まで進んできて、現在ではこれらの方法をも含んで比色分析とよばれるようになっている。
 光が溶液を透過したときの光の吸収の程度と試料溶液中に含まれている目的成分の濃度との間には一定の関係があることがわかっているので、これによって成分の濃度が求められる。また、特定の波長の光が吸収される波長を調べて定性分析を行う。各種の微量成分の分析法として、また分子構造の解析などにも広く用いられている。光電比色計、光電光度計、光電分光光度計などとよばれる装置が数多く市販されている。[高田健夫]

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世界大百科事典内の比色分析の言及

【吸光光度法】より

…一般的には赤外部は物質の同定に,可視・紫外部は物質の定量に利用されることが多い。可視部の吸光光度法は比色法または比色分析colorimetric analysisとも呼ばれるが,これは歴史的に肉眼で吸収強度を比較していたことに由来する。 物質の定量に際しては,測定される物質に固有の波長を設定し,この波長における吸光度Aを求める。…

※「比色分析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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