咳き込む(読み)セキコム

デジタル大辞泉 「咳き込む」の意味・読み・例文・類語

せき‐こ・む【×咳き込む】

[動マ五(四)]続けてひどくせきをする。咳き入る。「苦しそうに―・む」
[類語]あえはあはあぜいぜいぜえぜえ喘ぎ喘ぎむせるむせ返るむせぶ息急き切る息が切れる息を切らす息を弾ませる肩で息をする息衝く息がはずむ息切れ息も絶え絶え気息奄奄えんえん

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精選版 日本国語大辞典 「咳き込む」の意味・読み・例文・類語

せき‐こ・む【咳込・急込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. ( 咳込 ) 息ができないほど続けて咳をする。咳が続けさまに出る。せきいる。
    1. [初出の実例]「自分の細君が今にも絶息しさうな勢で咳(セ)き込(コ)んでゐるのを」(出典道草(1915)〈夏目漱石〉二五)
  3. ( 急込 ) 心がせいていらだつ。せいて気をもむ。あせる。せっこむ。
    1. [初出の実例]「大きにせきこんでかへり」(出典:咄本・笑長者(1780)碁棊)
    2. 「青物の荷をきょろきょろ見まはしてはてしなきゆゑ、商人せきこみて『何を上やす』」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

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