デジタル大辞泉
「噎せ返る」の意味・読み・例文・類語
むせ‐かえ・る〔‐かへる〕【×噎せ返る/▽咽せ返る】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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むせ‐かえ・る‥かへる【噎返】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① ひどく息苦しくなる。続けざまに激しくせきこむ。
- [初出の実例]「見事な石を入るる壺笠〈心水〉 辛ひ香にむせかへりたる荒布店〈沾洲〉」(出典:俳諧・皮籠摺(1699)上)
- ② 息をつまらせて激しく泣く。しゃくりあげて泣く。むせび泣く。
- [初出の実例]「見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちにやがてまぎるるわが身ともがなと、むせかへり給ふさまも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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