唇脚類(読み)シンキャクルイ

デジタル大辞泉 「唇脚類」の意味・読み・例文・類語

しんきゃく‐るい【唇脚類】

唇脚綱節足動物総称ムカデゲジなど。頭には触角・目・毒牙があり、胴は15~170以上の体節からなり、各体節に一対歩脚をもつ。

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精選版 日本国語大辞典 「唇脚類」の意味・読み・例文・類語

しんきゃく‐るい【唇脚類】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物ムカデ綱。ゲジ、ムカデ類が含まれる。体長は二~三〇〇ミリメートル。体は細長く、体節数は一五~一七〇以上。胴部の各節には一対の肢が両側に生ずる。ふつう地中や枯れ草や石の下などにすみ、小形の昆虫クモダニなどを食べる。日本に約一四〇種、世界に約二八〇〇種が知られている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「唇脚類」の意味・わかりやすい解説

唇脚類
しんきゃくるい

節足動物門の1綱Chilopodaを構成する動物群で、いわゆるムカデ類とゲジ類が含まれる。陸上生活に適応した節足動物のうち、頭に1対の触角をもち、マルピーギ管梯子(はしご)形神経系、気管呼吸、尾端生殖器があることなど昆虫類に似ているが、第1胴節の付属肢が強大な顎肢(がくし)となり、毒腺(どくせん)をもつのは非常に特殊な標徴とされており、早い時期に昆虫とは別の進化の道をたどったと考えられている。世界に約3000種近い種類が知られており、熱帯地方には大形種が多い。

篠原圭三郎]

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改訂新版 世界大百科事典 「唇脚類」の意味・わかりやすい解説

唇脚類 (しんきゃくるい)

節足動物門唇脚綱Chilopodaの総称。ムカデ綱,唇足類ということもある。ゲジ目,イシムカデ目,ナガズイシムカデ目,オオムカデ目およびジムカデ目にわけられる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唇脚類」の意味・わかりやすい解説

唇脚類
しんきゃくるい

「ムカデ類」のページをご覧ください。

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