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唐相撲 トウズモウ

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デジタル大辞泉の解説

とうずもう〔タウずまふ〕【唐相撲】

狂言。和泉(いずみ)流では「唐人相撲」。中国滞在中の日本の相撲取りが、皇帝に帰国を許されたので、名残に唐人と相撲を取り、次々に負かしてついに皇帝まで負かす。

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世界大百科事典 第2版の解説

とうずもう【唐相撲】

狂言の曲名。大蔵,和泉両流にあるが,大蔵流では脇狂言,和泉流では《唐人相撲》と称し雑狂言に分類する。中国に滞在していた日本の相撲取りが皇帝に,帰国を許してくれるよう願い出る。皇帝はなごりにもう一番相撲を見たいという。さっそく用意した日本人は,通辞の行司で,かかってくる唐人たちをみな負かしてしまう。最後に皇帝みずから相手をすることになり,楽(がく)の囃子に合わせて動きながら,手を通す穴のあいた菰(こも)を身にまきつけ,相撲をとる。

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大辞林 第三版の解説

とうずもう【唐相撲】

狂言の一。唐土にとどまっていた日本の相撲取りが帰国の名残に所望されて相撲を取り、次々と唐人を投げ倒し、果ては皇帝までも負かしてしまう。唐人相撲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

唐相撲
とうずもう

狂言の曲名。『唐相撲』は大蔵流の曲名で脇(わき)狂言。和泉(いずみ)流では『唐人(とうじん)相撲』といい雑狂言。中国滞在中の日本の相撲取りが、供揃(ともぞろ)えもにぎやかに登場した皇帝(シテ)にいとまを願う。許した皇帝は名残(なごり)にもういちど相撲が見たいと望む。日本人が次々と立ち向かう供の者をみな負かしてしまう。すると皇帝は、自身相手になろうと、大げさな態度で装束を脱ぎ日本人に対するが、卑しい者が玉体に触ると怒り、手を通す穴のあいた菰(こも)を身体に巻き付けてから取り組む。しかし、皇帝が負けそうになると、一同は急いで日本人を退出させ、皇帝を手車に乗せて引き上げて行く。日本人と通辞(つうじ)(通訳)以外は唐音(とうおん)(狂言独特の珍妙な中国語)を使う。20人以上が登場、狂言中もっとも多人数の曲。日本人と供の者との相撲は多分にそのときの趣向でユーモラスなまたアクロバット的な演技をみせる。[小林 責]

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