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問題解決 もんだいかいけつproblem solving

世界大百科事典 第2版の解説

もんだいかいけつ【問題解決 problem solving】

解決にいたる手段がすぐにはわからず,また習慣的な手段では解決できない問題に直面したとき,あれこれ手段を探索し,正しい手段を発見し,解決にいたることをいう。この意味では思考同義であるが,思考には夢や幻想ないし白昼夢で生じる連想的思考も含められることもあるので,問題解決は思考の下位概念となる。また思考を再生的思考と生産的ないし創造的思考に二分する立場からみると,問題解決でも過去経験や既有知識が大きな役割を果たすが,それらの単なる再生によって解決されるわけではないので,問題解決は生産的ないし創造的思考に近いとみることができる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

問題解決
もんだいかいけつ
problem solving

情報処理において,コンピュータ内に形成・蓄積された知識ベースを利用し,コンピュータ自体の推論操作などによって,与えられた問題の解を求めること。問題の解決には,まず解かれるべき問題の内容と構造を明確に理解し,これを達成すべきゴールとして,記号によって記述しなければならない。次に,このゴールへ効率的に到達するために,どのような戦略のもとで解を求めるかを決定する。前者は,知識ベースの記述と同様に,知識表現の課題であり,部分問題への分割法もこの研究分野に入る。後者は,解の候補で構成される解空間における探索戦略の問題であり,人工知能研究の最も重要な課題の一つである。探索の戦略としては,解空間を木構造で表現することが多いため,深さ優先探索(縦型探索),幅優先探索(横型探索),発見的探索(→ヒューリスティックス)などが代表的なものである。

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世界大百科事典内の問題解決の言及

【意思決定】より


[認知科学的関心]
 意思決定は,経営学,統計学などさまざまな分野で使われる概念であるが,ここでは主に認知科学における意思決定について述べる。認知科学は問題解決や知識に基づいた判断のように高次の認知活動のプロセスやメカニズムを解明し,支援することをその任務の一つとしているので,これらの認知活動に関連する意思決定も重要な研究課題になっている。 意思決定はたとえば,今までより大きな家に引っ越す必要が生じ,家を買ったり借りたりする可能性を検討し,実際に引っ越して,満足感を味わうというふうに,(1)目標の設定と選択の機会の発見,(2)選択肢あるいは代替案と呼ぶいくつかの異なる行為の可能性の生成,(3)選択,(4)これらの過程の評価,といった異なった局面から成り立っていると考えることができる。…

【思考】より

…もう一つは〈自閉的思考〉であって,空想のようにとりとめのない気まぐれな連想によって生じる非現実的思考である。前者は,問題解決のための論理的推論を導く過程であり,概念,判断,推理から成る。しかし,発明・発見の過程や芸術的創作の過程などにおいては,問題解決をめざしながらも合理的思考だけではその目的に十分に達することができない。…

※「問題解決」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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