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善阿弥 ぜんあみ

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百科事典マイペディアの解説

善阿弥【ぜんあみ】

室町時代の作庭師。河原者(かわらもの)であったが,天下第一の作庭師として,将軍足利義政(よしまさ)の寵を受け,子の次郎三郎,孫の又四郎とともに慈照(じしょう)寺銀閣ほかの庭を作った。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

善阿弥 ぜんあみ

1386-1482 室町時代の造園家。
至徳3=元中3年生まれ。8代将軍足利義政(よしまさ)の寵遇(ちょうぐう)をうけ,東山殿,相国寺(しょうこくじ)蔭涼(いんりょう)軒,興福寺大乗院の作庭などに従事した。当時「為山植樹排石天下第一」と称された。なお,「善阿」印のある宋元(そうげん)画の鑑蔵印主と同一人物とする説もある。文明14年9月死去。97歳。

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朝日日本歴史人物事典の解説

善阿弥

没年:文明14.9(1482)
生年:至徳3/元中3(1386)
室町時代の造庭家。善阿弥は造庭の名手とされ,『蔭涼軒日録』に「河原者善阿弥」として登場し,室町幕府将軍足利義政の寵愛を受けて室町殿の築庭に当たった様子が記されている。当時すでに75歳を過ぎていた善阿弥は,しばしば病に倒れるが,そのたびに義政は薬を贈り,医者を遣わし,行きとどいた配慮をみせているように,両者は身分の差をこえて,築庭という行為を通して深く結ばれていたといえよう。善阿弥の作庭の遺構はないが,当時の評論によると「奇絶」の作風であった。また宋元画の鑑識に当たった同期の善阿とは別人であろう。<参考文献>芳賀幸四郎「将軍義政と河原者善阿弥」(『東山文化の研究』)

(熊倉功夫)

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世界大百科事典 第2版の解説

ぜんあみ【善阿弥】

1393(明徳4)‐?
室町時代の作庭家。室町将軍足利義政の寵を受け,東山殿のほか,相国寺蔭涼軒,奈良大乗院などを作庭した。彼は当時の作庭家の中でも傑出した人物であったらしく,《鹿苑日録》延徳1年(1489)6月5日条には〈為山植樹排石天下第一〉とある。作庭に従事した山水河原者の代表的な人物である。【山田 洋子】

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世界大百科事典内の善阿弥の言及

【室町時代美術】より

…それらの建物に唐絵,唐物を飾る座敷飾の方式は,同朋衆として座敷飾を受け持った相阿弥の《君台観左右帳記》にくわしい。同朋衆のなかで作庭を行い,義政の信任厚かったのが河原者の善阿弥である。善阿弥とその子又四郎に代表される山水(せんずい)河原者の工夫によって,庭園の意匠はさらに洗練された。…

※「善阿弥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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