営造(読み)エイゾウ

精選版 日本国語大辞典 「営造」の意味・読み・例文・類語

えい‐ぞう‥ザウ【営造】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 大がかりな土木建築などの工事を行なうこと。造営。建造。営作。
    1. [初出の実例]「凡有営造。及和雇造作之類」(出典令義解(718)営繕)
    2. [その他の文献]〔北史‐斉本紀〕
  3. ( ━する ) ある働きによって作り出すこと。
    1. [初出の実例]「凡植物皆其養を炭酸に取り其炭素を以て木質果実及茎葉等を営造すとすれば」(出典:小学化学書(1874)〈文部省〉一)
  4. えいぞうぶつ(営造物)
    1. [初出の実例]「石造の屋にて、其規模は大ならざれども、窓を開く広恢にて、一種の営造なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「営造」の読み・字形・画数・意味

【営造】えいぞう(ざう)

建築の造作。〔宋史、太祖紀〕(乾徳元年五月乙丑)大を廣む。~六壬辰、し。營を罷め、工匠に衫履(さんり)を賜ふ。

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