四万[温泉](読み)しま

百科事典マイペディア 「四万[温泉]」の意味・わかりやすい解説

四万[温泉]【しま】

群馬県吾妻(あがつま)郡中之条町,吾妻川の支流四万川に沿う国民保養温泉。含石膏苦味泉,弱食塩泉など。43〜82℃。温泉口,山口,新湯(あらゆ),日向見(ひなたみ)の4湯があり,古くから草津伊香保とともに上毛三名湯といわれる。中世上杉氏が入湯したと伝え,山口は江戸時代には浴湯2ヵ所,湯宿10ヵ所で,頭痛脚気などに効くとされた。日向見薬師堂紅葉の美しい赤沢林道がある。吾妻線中之条駅からバスが通じる。
→関連項目上信越高原国立公園中之条[町]

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