コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

四念処 しねんじょcatvāri smṛtyupasthānāni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

四念処
しねんじょ
catvāri smṛtyupasthānāni

四念住ともいう。仏教で 37種の修行を7つの部類に分けたものの第一で,この部類に属する4種の修行をさす。念処とは記憶をとどめおくことで,真剣な思いを意味する。 (1) 肉体の不浄 (身念処) ,(2) 感覚の苦 (受念処) ,(3) 心の無常 (心念処) ,(4) 法の無我 (法念処) に思いを凝らす観法。7つの部類の一つとして明確に位置づけられたのは後世であって,原始経典中には,上記の4種を独立の修行法として説く場合が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

し‐ねんじょ【四念処】

仏語。三十七道品(ほん)の最初の修行法。身を不浄とする身念処、感受するものすべて苦とする受念処、心は無常とする心念処、法は無我であるとする法念処の四つをいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しねんじょ【四念処】

〘仏〙 身念処・受念処・心念処・法念処の総称。それぞれの身は汚らわしく、苦であり、常に移ろいゆき、本質をもたない仮の姿であると観ずるに至る修行法。四念住。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

四念処
しねんじょ

原始仏教経典に説かれた4種の観察法をいう。4種とは、(1)身念処(自己と他人の肉体が不浄(ふじょう)であると観察すること)、(2)受念処(もろもろの感受作用は苦であると観察すること)、(3)心念処(もろもろの心作用は苦であると観察すること)、(4)法念処(すべての存在物は自分のものと執着(しゅうじゃく)すべき実体がないと観察すること)をいう。[坂部 明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

四念処の関連キーワード仏語総称覚支

今日のキーワード

歌舞伎町ブックセンター

東京都新宿区歌舞伎町にある、ホストやホステスが書店員として接客する書店。歌舞伎町でホストクラブを運営するスマッパグループの事務所1階にあるイベント・カフェスペース「jimushono1kai」に併設さ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android