回転扉(読み)カイテントビラ

デジタル大辞泉の解説

かいてん‐とびら〔クワイテン‐〕【回転扉】

出入り口の中央に設けた垂直軸の周囲に十字形に取り付けられた4枚のを、人力によって一定方向に回転させ、人が出入りする方式の扉。回転ドア

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

回転扉
かいてんとびら

回転軸が扉の中央にある扉の総称。回転ドアともいう。もっともよくみられる回転扉は、垂直な軸の周りに互いに直角をなすよう取り付けられた4枚の扉で四つの空間(部屋)をつくり、軸を中心に回転させて開閉する仕組みのもの。2枚の扉の間の扇形の部屋に人が入り、扉を押し回して出入りする。3枚の扉で扉内を三つの部屋にくぎる3ウイングタイプや二つの部屋にくぎる2ウイングタイプのものもある。また、扉が自動的に回る、自動回転扉も普及している。避難する場合には不便であるが、外気と内気とが直接つながらない機構になっているため、冷暖房された空気を保持することができる。ホテル、銀行、郵便局などの人の出入りの激しい建物の1階、玄関口などに用いられることが多い。扉を畳んで一方に片寄せ、大きな通路としたり、扉を中央に畳み出入口と直角にして戸締りをすることもできる。
 回転扉には、建築基準法などによる、公的な安全基準がなかったが、2004年(平成16)3月に東京都港区の六本木ヒルズ森タワーで6歳の男児が大型自動回転扉に頭部を挟まれて死亡する事故が発生し、これをきっかけに、国や、東京都などでは回転扉のガイドラインを整備することとなった。[中村 仁]

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