デジタル大辞泉 「困学紀聞」の意味・読み・例文・類語 こんがくきぶん【困学紀聞】 中国、宋の王応麟おうおうりんの著書。20巻。1325年刊。経史子集の文を広く集めて分類・考証し、論評を加えたもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「困学紀聞」の意味・読み・例文・類語 こんがくきぶん【困学紀聞】 中国の考証学書。二〇巻。宋の王応麟(おうおうりん)撰。元の泰定二年(一三二五)刊。易、詩、礼記、春秋、論語、経説、天道、地理、考史などに分類して、考証を行ない、論評を加えたもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「困学紀聞」の意味・わかりやすい解説 困学紀聞 (こんがくきぶん)Kùn xué jì wén 中国,南宋の王応麟(おうおうりん)の著。20巻。経学,史学,諸子学,文学,天文地理学,制度などに関する考証を集める。その博学は宋代随一とうたわれ,清朝の学者から崇敬を受け,この書の注を書く者があいついだが,翁元圻(おうげんき)が《翁注困学紀聞》を著し,それらを集大成した。王応麟は,ほかに歴史家の珍重する《玉海》204巻,上に数のついた(五岳,三皇など)語の定義集《小学紺珠(かんしゆ)》10巻など,膨大な著述を残している。執筆者:三浦 国雄 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by