国民生活白書(読み)コクミンセイカツハクショ

デジタル大辞泉 「国民生活白書」の意味・読み・例文・類語

こくみんせいかつ‐はくしょ〔コクミンセイクワツ‐〕【国民生活白書】

経済企画庁内閣府によって作成された報告書の一。消費者行動、生活の満足度、地域交流、出生率子育て高齢者の生活など、国民の生活に関するさまざまなテーマを取り上げてまとめたもの。
[補説]昭和31年度(1956)から平成20年度(2008)まで毎年作成され、昭和38年度(1963)より公表開始。平成21年(2009)の消費者庁発足に伴い、同白書を作成した内閣府国民生活局が廃止され、以降発行されていない。

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精選版 日本国語大辞典 「国民生活白書」の意味・読み・例文・類語

こくみんせいかつ‐はくしょコクミンセイクヮツ‥【国民生活白書】

  1. 〘 名詞 〙 国民生活の実態に関する白書。内閣府(もとは経済企画庁)が国民生活の一年間の動きを分析して発表する。特に階層別、地域別の所得や消費内容の変化推移などを明らかにする。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国民生活白書」の意味・わかりやすい解説

国民生活白書
こくみんせいかつはくしょ
White Paper on National Life

内閣府が国民の生活環境向上課題としてまとめる年次報告書。1年間の国民生活全体の足どりを分析したもので,1956年に初めて作成された。消費者物価指数,各種の給与雇用統計などを中心に国民生活の階層別・地域別の所得,消費内容の移り変わりなどを明らかにするのがねらい。年ごとに課題を絞り,国民生活全般についての問題を浮き彫りにする方法をとっていた。

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