国際エネルギー機関(読み)こくさいエネルギーきかん(英語表記)International Energy Agency; IEA

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際エネルギー機関
こくさいエネルギーきかん
International Energy Agency; IEA

国際エネルギー計画の実施機関。先進石油消費国による国際協力推進のための機構で,1974年11月に経済協力開発機構 OECD内に設置された。1973年の石油危機に直面した先進諸国は,石油輸出国機構 OPECカルテルに対抗すべくアメリカ合衆国の提唱で 1974年2月ワシントンD.C.で石油消費国会議を開催,エネルギー調整グループの設置を決め,その後の協議で国際エネルギー計画がまとめられた。設立当初は OPECの供給削減に対抗するための緊急石油融通システムの確立(1976)などに取り組んでいたが,1980年代後半以降はエネルギー安全保障の強化,産油国との対話,環境対策の推進など幅広く活動している。本部はフランスのパリ。2012年現在 OECD加盟 28ヵ国とヨーロッパ委員会が加盟。

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百科事典マイペディアの解説

国際エネルギー機関【こくさいエネルギーきかん】

IEA

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大辞林 第三版の解説

こくさいエネルギーきかん【国際エネルギー機関】

OECD の付属機関。オイルショック後の1974年にアメリカの提唱に基づいて先進石油消費国間で設立。緊急時の加盟国間での石油融通システムの確立、代替エネルギー開発などを目的とする。 IEA 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国際エネルギー機関
こくさいえねるぎーきかん
International Energy Agency

エネルギーを安定的に確保・供給していくための国際機関。略称IEA。オイル・ショック後の1974年に、先進工業諸国間における石油緊急融通システム、緊急備蓄制度などの緊急時対策をねらいとして国際エネルギー計画International Energy Program(IEP)が策定された。IEAはこのIEPの実施機関として経済協力開発機構(OECD)の枠内で設立された政府間国際機構である。その後の石油需給の緩和傾向を反映して、IEAの活動は、短期・長期の石油需給構造の改善、代替エネルギーの開発、国際石油市場に関する情報システムの確立、省エネルギー技術の開発、産油国および他の消費国との協力関係の強化などが中心となっている。機構の最高決定機関は理事会で、その下に緊急時問題常設作業部会(SEQ)、長期協力常設作業部会(SLT)、石油市場常設作業部会(SOM)の三つの作業部会と、エネルギー研究技術委員会(CERT)、域外関係国委員会(CNMC)が置かれており、事務局はパリのOECD事務局内に設けられている。加盟国はOECD加盟国のうちアイスランド、メキシコの2か国を除いた28か国である。[横川 新]

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世界大百科事典内の国際エネルギー機関の言及

【IEA】より

…国際エネルギー機関International Energy Agencyの略称。OECD(経済協力開発機構)に属する機関として,1974年11月設立。…

※「国際エネルギー機関」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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