地球や宇宙、気象、海洋など多様な地学の知識や思考力を競う国際大会。国際科学オリンピックの一つである。略称IESO。地学分野全般への生徒の認識を高めるとともに、地学の才能や素質のある生徒をみいだすことが目的である。参加選手は高校生で、国内競技会で優秀な成績を残した者が国際大会に招待される。国際地質科学連合(IUGS)の下部組織が支援する国際地学教育機構(IGEO:International Geoscience Education Organization)の主要な活動として、2007年に韓国(大邱(テグ)広域市)で第1回大会が開催された。以降、新型コロナウイルス感染症(COVID(コビッド)-19)の感染拡大で中止となった2020年を除いて、毎年1回、参加国の持ち回りで開かれている。日本は2008年の第2回フィリピン大会(マニラ)から参加している。2016年(平成28)には日本で初めての大会が三重県で開催され、26の国と地域が参加した。成績の優秀な選手へ授与されるメダルは、参加者全体の上位約10%に金、次の約20%に銀、さらに次の約30%に銅が与えられる。
競技会は1日6時間以内の理論試験と、実技試験かフィールドワークのいずれか、あるいはその両方が行われる。フィールドワークは異なる国の原則4人で構成されるチームで行動し、グループとしての成績がつけられる。
日本の代表選手は特定非営利活動法人地学オリンピック日本委員会が運営する日本地学オリンピックによって選考が行われている。
[編集部]
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新