和歌の流派。堂上(とうしょう)派に対する名称。広くは、室町時代の宗祇(そうぎ)らの道統や、近世後期の江戸派、桂園(けいえん)派などを含めることができるが、普通には、近世初期の、細川幽斎から堂上、武家に広く古今伝授(こきんでんじゅ)して、道統を伝えた堂上派に対して、地下(じげ)の松永貞徳(ていとく)に伝わった道統をさしていう。その貞徳の門から、北村季吟(きぎん)、加藤盤斎(ばんさい)、和田以悦(いえつ)、望月長好(もちづきちょうこう)、宮川松堅(しょうけん)、元政上人(げんせいしょうにん)らが出て、古典の注釈書や家集を残した。その歌学や歌風は、堂上派と同じく二条派の流れをくむが、そのなかから、やがて元禄(げんろく)期(1688~1704)の和歌革新を生む素地がつくられる。
[島津忠夫]
1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...