地表地震断層(読み)ちひょうじしんだんそう(英語表記)earthquake fault

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「地表地震断層」の解説

地表地震断層
ちひょうじしんだんそう
earthquake fault

地震によって地表に出現した断層地震断層ともいう。地下で岩盤が破断した断層(震源断層)のずれの衝撃が直接地表に達したときに現れることが多いが,地震動によって二次的に地表に出現する場合もある。日本では規模の大きな内陸地震震源の深さが 30km以浅である場合にみられ,1891年の濃尾地震での根尾谷断層,1896年の陸羽地震での千屋断層(→真昼山地),1965~66年の松代地震での松代断層,1974年の伊豆半島沖地震での石廊崎断層,1995年の兵庫県南部地震での淡路市北西部の野島断層などが該当する。そのうち根尾谷断層は濃尾断層系と呼ばれる活断層群の主要な断層をなし,北西―南東に走り,岐阜県根尾村(→本巣市)では水平方向に最大 8m左にずれ,断層の南西側が隆起した。しかし,同じ根尾村の水鳥みどり)では局地的に断層の北東側が約 6m隆起し,2~3m左横ずれを起こす現象が起こった(→水鳥断層崖)。

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