坂東好太郎(読み)バンドウ コウタロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「坂東好太郎」の解説

坂東 好太郎
バンドウ コウタロウ


職業
歌舞伎俳優 映画俳優

本名
本間 健太郎(ホンマ ケンタロウ)

別名
初名=沢村 健太郎

生年月日
明治44年 5月4日

出生地
東京・神田

経歴
大正11年沢村健太郎を名乗って初舞台、13年坂東好太郎と改名。昭和6年松竹下加茂撮影所に入って二枚目時代劇スターとなり、林長二郎(のち長谷川一夫)、高田浩吉とともに美男三羽ガラスとして人気を集めた。主な作品は岡田嘉子共演の「お静礼三」、田中絹代と共演の「浪花女」など。戦後23年からは大映、日活、新東宝、東映と移り、37年歌舞伎に復帰後は老練な脇役として貴重な存在だった。最後の舞台は56年4月、東京・歌舞伎座での「元禄忠臣蔵=南部坂雪の別れ」の落合与右衛門役。

没年月日
昭和56年 11月28日 (1981年)

家族
父=守田 勘弥(13代目),妻=飯塚 敏子(女優),長男=坂東 吉弥(2代目),三男=坂東 弥十郎(初代)

伝記
松竹チャンバラ黄金時代 戦前篇―石割平コレクションチャンバラスターと時代劇監督 石割 平 編・著,円尾 敏郎 編荷村 寛夫 著(発行元 ワイズ出版ワイズ出版 ’01’97発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「坂東好太郎」の解説

坂東 好太郎
バンドウ コウタロウ

昭和期の歌舞伎俳優,映画俳優



生年
明治44(1911)年5月4日

没年
昭和56(1981)年11月28日

出生地
東京・神田

本名
本間 健太郎(ホンマ ケンタロウ)

別名
初名=沢村 健太郎

経歴
大正11年沢村健太郎を名乗って初舞台、13年坂東好太郎と改名。昭和6年松竹下加茂撮影所に入って二枚目時代劇スターとなり、林長二郎(のち長谷川一夫)、高田浩吉とともに美男三羽ガラスとして人気を集めた。主な作品は岡田嘉子と共演の「お静礼三」、田中絹代と共演の「浪花女」など。戦後23年からは大映、日活、新東宝、東映と移り、37年歌舞伎に復帰後は老練な脇役として貴重な存在だった。最後の舞台は56年4月、東京・歌舞伎座での「元禄忠臣蔵=南部坂雪の別れ」の落合与右衛門役。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂東好太郎」の解説

坂東好太郎 ばんどう-こうたろう

1911-1981 昭和時代の俳優。
明治44年5月4日生まれ。13代守田勘弥の子。昭和6年歌舞伎界から松竹下加茂撮影所にはいり,7年「世直し大明神」で映画デビュー。時代劇のトップスターとして活躍。溝口健二監督の「浪花(なにわ)女」で好演。37年歌舞伎界にもどった。昭和56年11月28日死去。70歳。東京出身。本名は本間健太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「坂東好太郎」の解説

坂東 好太郎 (ばんどう こうたろう)

生年月日:1911年5月4日
昭和時代の俳優
1981年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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