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坐忘 ザボウ

デジタル大辞泉の解説

ざ‐ぼう〔‐バウ〕【×坐忘】

仏語。静座して現前の世界を忘れ、雑念を除くこと。

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世界大百科事典 第2版の解説

ざぼう【坐忘 zuò wàng】

身心を脱落放下して根源的な〈道〉と冥合し,〈物〉すなわち外物と〈我〉すなわち自己とが一体化した境地。《荘子》大宗師篇にもとづくことば。《荘子》人間世篇では坐忘と類似の心の修養法が〈心斎(しんさい)〉とよばれている。唐の道士司馬承禎の《坐忘論》は,坐忘を道教修行の根本にすえ,それを〈敬信〉することにはじまって〈得道〉にいたるまでの実践の過程を7段階に分けて論じた。【吉川 忠夫】

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大辞林 第三版の解説

ざぼう【坐忘】

雑念を去り、身心・物我の区別を忘れて現実を超越すること。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

坐忘
ざぼう

心斎・坐忘」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の坐忘の言及

【斎】より

…一つは精神的な修行の最高の段階で,精神集中と瞑想の極限において無為自然の道に一体化した状態を指す。これは《荘子》に見える〈心斎〉という言葉にもとづき,また〈坐忘〉ともよばれて,道士が到達しうる最高の精神状況とされる。もう一つは信者を救うための祭りそのものを指す。…

※「坐忘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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