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塔望遠鏡 とうぼうえんきょうtower telescope

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

塔望遠鏡
とうぼうえんきょう
tower telescope

主として太陽光線の分光学的研究に使われる塔形の望遠鏡。その上部のシーロスタットにより,塔の内部を通って地下へ導いた太陽光線を分光器によってスペクトルに分解する装置で,結像系の焦点距離は 10~15m,1Åにつき 1mm以上に分散させ,スペクトルの微細な構造を研究することができる。一般相対性理論による太陽スペクトル赤方偏移を測定するために建てられたドイツのポツダム天文台の塔望遠鏡は特に有名で,これはアインシュタイン塔と呼ばれる。

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百科事典マイペディアの解説

塔望遠鏡【とうぼうえんきょう】

主として太陽スペクトルの研究に使われる塔形の望遠鏡。分光器の分散能を大きくするため焦点距離数十mもの光学系を使い,塔上のシーロスタットにより太陽を追跡しながら光線を地下の分光器室に導く。
→関連項目アインシュタイン塔

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世界大百科事典 第2版の解説

とうぼうえんきょう【塔望遠鏡 tower telescope】

望遠鏡の鏡筒部分を塔内に固定し,塔上に置いた鏡を使って光を鏡筒部に送り込む型の望遠鏡。口径の大きい長焦点の望遠鏡の場合には鏡筒部に比して小さな鏡だけを動かせばよい。太陽観測では高分解能でスペクトルを観測するため,口径の大きな長焦点の望遠鏡が必要であったので,1907年ウィルソン山天文台に高さ60フィート(約18m)の太陽塔が建てられたのが始まりで,24年ポツダム天文台に建てられたアインシュタイン塔は建築学的にも有名である。

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大辞林 第三版の解説

とうぼうえんきょう【塔望遠鏡】

塔を望遠鏡の鏡筒として使用した太陽観測装置。塔上のシーロスタットによって太陽光を塔内に垂直に導き、恒温の地下室でスペクトルに分解して観測を行う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塔望遠鏡
とうぼうえんきょう

塔の中に長焦点の望遠鏡を垂直に置き、塔上に設置したシーロスタットによって天体からの光を望遠鏡に導くようにした天体観測設備。[日江井榮二郎]

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