士族の商法(読み)シゾクノショウホウ

デジタル大辞泉の解説

しぞく‐の‐しょうほう〔‐シヤウハフ〕【士族の商法】

明治初期、特権を失った士族が慣れない商売に手を出して失敗したこと。急に不慣れな商売などを始めて失敗することのたとえ

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大辞林 第三版の解説

しぞくのしょうほう【士族の商法】

〔明治維新後、士族授産によって商業に従事した旧武士が多く失敗したことから〕
慣れない事業などに手を出した者の、へたでえらぶったやり方。また、それによって失敗すること。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しぞく【士族】 の 商法(しょうほう)

明治維新後、士族となった旧武士が生活のためになれない事業を起こして失敗したことをいう。不適任の人が商売などをして失敗することが目に見えていることのたとえ。
※歌舞伎・富士額男女繁山(女書生)(1877)三幕「世俗に申す士族の商法、資本も尽きて生活の道を失ひ止むを得ず、人力車夫とまで成り下り」

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世界大百科事典内の士族の商法の言及

【士族授産】より

…75年7月この制度が廃止されるまでの間,家禄奉還者は13万5000余人に達した。しかしこの帰商者・帰農者の多くは失敗し,〈士族の商法〉という諺が生まれた。なおこの前後の時期には,以上の制度によらない,窮迫士族への荒蕪地無償払下げによる士族開墾入植事業が地方庁によって実施された。…

※「士族の商法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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