変分学(読み)へんぶんがく

精選版 日本国語大辞典 「変分学」の意味・読み・例文・類語

へんぶん‐がく【変分学】

  1. 〘 名詞 〙 汎関数極大値極小値を求める問題を研究する数学の一分科。変分法

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「変分学」の意味・わかりやすい解説

変分学【へんぶんがく】

変分法とも。関数集合定義域とし実数値をとる関数(汎関数という)の最大・最小値または極大・極小値(極大・極小)を求める問題を扱う数学の一分科。典型的な一例は,与えられた曲面上の2点を結ぶ曲線(座標の関数で表される)のうち長さ(関数の積分で表される汎関数)が最小のものを求める問題。力学の最小作用の原理光学フェルマーの原理等は,変分学の形式で表現される。
→関連項目オイラー解析学作用量三体問題

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android