夏枯れ(読み)ナツガレ

精選版 日本国語大辞典 「夏枯れ」の意味・読み・例文・類語

なつ‐がれ【夏枯・夏涸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物が夏に暑さのために萎(な)えること。
    1. [初出の実例]「野菜でさへも夏枯れするといふやうなときに」(出典:日本の気候(1948)〈荒川秀俊〉四)
  3. 夏場、特に八月に、市場、商店、事業などが不景気になること。夏霜枯。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏枯(ナツガ)れが致命傷となって西南キネマがポシゃった」(出典:アヒル競騒曲(1929)〈徳川夢声〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む