夏枯れ(読み)ナツガレ

デジタル大辞泉 「夏枯れ」の意味・読み・例文・類語

なつ‐がれ【夏枯れ】

植物が、夏の暑さのために生気を失うこと。
夏、特に商店劇場料亭などが、客足が減って不景気になること。 夏》
[類語]不景気不況恐慌時化しけ冬枯れ

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精選版 日本国語大辞典 「夏枯れ」の意味・読み・例文・類語

なつ‐がれ【夏枯・夏涸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物が夏に暑さのために萎(な)えること。
    1. [初出の実例]「野菜でさへも夏枯れするといふやうなときに」(出典:日本の気候(1948)〈荒川秀俊〉四)
  3. 夏場、特に八月に、市場、商店、事業などが不景気になること。夏霜枯。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏枯(ナツガ)れが致命傷となって西南キネマがポシゃった」(出典:アヒル競騒曲(1929)〈徳川夢声〉八)

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