デジタル大辞泉
「多項定理」の意味・読み・例文・類語
たこう‐ていり〔タカウ‐〕【多項定理】
代数で、三項以上の多項式の累乗を多項の同次式として表す公式。例えば、(a+b+c)3=a3+b3+c3+3a2b+3a2c+3ab2+3b2c+3ac2+3bc2+6abc
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たこう‐ていりタカウ‥【多項定理】
- 〘 名詞 〙 代数学における定理の一つ。三個以上の数の和の累乗の展開をあたえるつぎの定理をいう。(a1+a2+…+ak)n は
の総和に等しい。ただし、nは任意の自然数、!は階乗を表わす。
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多項定理 (たこうていり)
polynomial theorem
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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多項定理
たこうていり
3項以上の代数和のn乗(nは正整数)の展開公式を多項定理という。式で書けば
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となる。ただしp1、p2、……、pkは負でない整数で、それらの和がnとなる組であり、記号Σ(シグマ)はこれらすべての組についての総和を表す。なお!は階乗を表し、mが正整数のとき
m!=m(m-1)(m-2)……2・1
を、mが0のとき0!=1を表す。多項定理の証明には二項定理が用いられる。
[竹内芳男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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多項定理【multinomial theorem】
x1,x2,…,xn を任意の数とし,n を正の整数としたとき,次の関係式が成立する.
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ここで ∑ は整数(ゼロまたは正)の組(a1,a2,…,am)のすべてについての和である.ただし(a1+a2+…+am)=n! である.
m=2の場合には当然ながら二項定理となる.
出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
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多項定理
たこうていり
multinomial theorem
3項以上の多項式の累乗を展開するときに用いられる次の定理をいう。 n を正の整数とするとき,
ここで Σ は,p1 ,p2 ,…,pm が正の整数で,p1+p2+…+pm=n という条件を満足するすべての値についての和をつくることを示す。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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多項定理【たこうていり】
3項以上の式の累乗の展開式(式1)をいう。ここで右辺は0≦k1,k2,…,k(/m)≦n,k1+k2+…+k(/m)=nの条件をみたす整数k1,k2,…,k(/m)の組のすべてについて加え合わせる。m=2の場合は二項定理。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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