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大手合 おおてあい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大手合
おおてあい

日本棋院関西棋院で行なわれていた,昇段を審査するための手合対局)。1924年,日本棋院の創立と同時に点数制の「定式手合」が施行された。しかし定式手合は審査役の主観と情実がからみ,棋士に不満をいだかせたため,1927年に一切の主観的判断を挟まない点数制の「大手合」の制度が確立された。1935~40年頃までは厳しく,権威をもったが,1940年に甲乙両組撤廃による便法昇段が実施され,また昇段に求められる点数が,かつての 75点,70点から平均 67.5点に下げられた。第2次世界大戦後は季数制(のち期数制)から局数制に変わって途中昇段が認められ,昇段が容易となった。また,それまで 9段は名人(→名人戦)のみとされていたが,大手合による 9段への昇段が可能となったことで 9段が乱立し,権威の失墜につながった。関西棋院は,1950年の独立と同時に日本棋院にならって大手合を導入。2003年日本棋院で廃止され,2004年関西棋院でも廃止された。今日,日本棋院と関西棋院は,タイトル獲得,特定の棋戦での勝数,賞金獲得ランキングに基づく昇段規定を採用している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

おお‐てあい〔おほてあひ〕【大手合(い)】

囲碁で、専門棋士の昇段を決める対局。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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