大手鞠(読み)オオデマリ

デジタル大辞泉 「大手鞠」の意味・読み・例文・類語

おお‐でまり〔おほ‐〕【大手×鞠】

ヤブデマリ変種。落葉低木。葉は広卵形初夏白色の花が多数集まって球状に咲く。中性花のため、実はできない。庭園に植えられる。てまりばな。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「大手鞠」の意味・読み・例文・類語

おお‐でまりおほ‥【大手鞠】

  1. 〘 名詞 〙 スイカズラ科の落葉低木ヤブデマリの園芸品種。観賞用として庭園などに栽培される。高さ二~三メートル。若枝には細毛がある。葉は長さ七センチメートルほどのやや円形、または広卵形で縁に鋸歯(きょし)があり互生する。葉は厚く毛があり表面にしわがあるように見える。四、五月ごろ、若枝の先に花冠が五裂した多数の白色花が球状に集まって咲く。てまりばな。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「玉造の二重芥子。木津の大手毬(おほテマリ)長町の薄花葵」(出典浮世草子好色二代男(1684)三)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「大手鞠」の解説

大手鞠 (オオデマリ)

学名Viburnum plicatum var.plicatum
植物。スイカズラ科の落葉低木,園芸植物

大手鞠 (オオデマリ)

植物。スイカズラ科の落葉低木小高木,園芸植物。ヤブデマリの別称

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