大阪銀行(読み)おおさかぎんこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大阪銀行」の意味・わかりやすい解説

大阪銀行
おおさかぎんこう

地方銀行。 1950年大阪不動産銀行として設立。 57年社名を大阪銀行に変更。大阪を基盤中堅・中小企業に重点をおき,地域性を強く打出している。経営環境の変化に対応し,国際部門の拡充,証券業務拡充,エレクトロニックバンキングへの対応を行う。 87,89年にそれぞれニューヨーク,ホンコンに駐在事務所を開設。 2000年4月に第2地銀の近畿銀行合併近畿大阪銀行改称するとともに大和銀行グループの傘下に入り,地銀としては関西のトップ規模となった。資金量1兆 4850億 8900万円,資金構成は定期 76%,普通 15%,当座4%,通知1%,その他4%。経常収益 531億 9700万円 (連結) ,資本金 390億 9600万円,従業員数 1402名,店舗数国内 180 (2000) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「大阪銀行」の意味・わかりやすい解説

大阪銀行[株]【おおさかぎんこう】

大阪を地盤とする地方銀行。1950年中小企業金融の円滑化を目的に,地元有力財界人の発起により大阪不動銀行として設立。1957年大阪銀行に改称。旧大和銀行系。バブル破綻により系列ノンバンクが巨額の不良債権を抱え込み,1995年にこれらを特別清算あるいは会社整理した。2000年4月近畿銀行と合併して,近畿大阪銀行となる。
→関連項目近畿大阪銀行[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の大阪銀行の言及

【住友銀行[株]】より

…海外にも積極的に進出し,1898年には外国為替業務を手掛け,1916年には他の市中銀行に先駆けてサンフランシスコとハワイに支店を開設した。第2次大戦後GHQからの財閥色一掃指示で48年行名を大阪銀行としたが,52年住友銀行に復帰した。 住友グループの主力銀行として,大企業取引に確固たる基盤を有するほか,中堅中小企業取引や国際業務にも積極的に進出している。…

※「大阪銀行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android