天真独朗(読み)テンシンドクロウ

精選版 日本国語大辞典 「天真独朗」の意味・読み・例文・類語

てんしん‐どくろう‥ドクラウ【天真独朗】

  1. 〘 名詞 〙 天台法門の奥義を表わしたことば。天真とは諸法本然のすがたをいい、諸法がそのまま本覚の智体であることを独朗といったもの。たとえば地獄真如功徳であり(天真)、また地獄にも法界を収めている(独朗)というもの。最澄はこの玄旨を入唐中、道邃(どうすい)より授けられたという。
    1. [初出の実例]「止観窻前、雖天真独朗(てんシンドクラウ)之夜月」(出典太平記(14C後)八)
    2. [その他の文献]〔摩訶止観‐一・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む