天真独朗(読み)テンシンドクロウ

精選版 日本国語大辞典 「天真独朗」の意味・読み・例文・類語

てんしん‐どくろう‥ドクラウ【天真独朗】

  1. 〘 名詞 〙 天台法門の奥義を表わしたことば。天真とは諸法本然のすがたをいい、諸法がそのまま本覚の智体であることを独朗といったもの。たとえば地獄真如功徳であり(天真)、また地獄にも法界を収めている(独朗)というもの。最澄はこの玄旨を入唐中、道邃(どうすい)より授けられたという。
    1. [初出の実例]「止観窻前、雖天真独朗(てんシンドクラウ)之夜月」(出典太平記(14C後)八)
    2. [その他の文献]〔摩訶止観‐一・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む