デジタル大辞泉 「奥村善久」の意味・読み・例文・類語 おくむら‐よしひさ【奥村善久】 [1926~2023]電子工学者。石川の生まれ。電波が建物や樹木から受ける影響を研究し、奥村モデル(奥村秦モデル)を確立。携帯電話や自動車電話などの移動体通信のネットワーク構築に貢献した。この業績により、平成25年(2013)、日本人として初めて米国のチャールズスタークドレーパー賞を受賞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥村善久」の解説 奥村善久 おくむら-よしひさ 1926- 昭和-平成時代の通信工学者。大正15年7月2日生まれ。通産省勤務をへて,昭和25年日本電信電話公社(現・NTT)に入社。同公社電気通信研究所で移動通信の電波伝搬の研究を行い「奥村モデル」を確立する。45年移動無線研究室長。50年東芝にうつり移動体通信システム・機器の開発に従事。54年金沢工業大教授。平成25年全米工学アカデミーから「世界初の自動車携帯(セルラー)電話ネットワーク,システムおよび標準規格に対する先駆的貢献」により日本人としてははじめてチャールズ・スターク・ドレイパー賞を授与された。石川県出身。金沢工専(現・金沢大)卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例