デジタル大辞泉 「妹山」の意味・読み・例文・類語 いも‐やま【▽妹山】 一対の山を男女・夫婦に見立てたときの、女性・妻にあたる山。→妹背山いもせやま 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「妹山」の意味・読み・例文・類語 いも‐やま【妹山】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 相対して並ぶ山のうち、女性、妻に見立てられた方の山。のちに山の名となる。⇔背山(せやま)。[ 2 ][ 一 ] ( 「いものやま」とも ) 「いもせやま(妹背山)[ 一 ]①」のうち、紀ノ川南岸の山。[ 二 ] 「いもせやま(妹背山)[ 一 ]②」のうち、吉野川の龍門側の山。[ 三 ] 「いもせやま(妹背山)[ 一 ]③」のうち、女性に見立てられた方の山。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「妹山」の解説 妹山いもやま 和歌山県:伊都郡かつらぎ町渋田村妹山[現在地名]かつらぎ町西渋田西渋田(にししぶた)の西端にあり、紀ノ川に面し、対岸に背(せ)山がある。標高一二〇メートル余。南は北(きた)山(五八六・七メートル)に続く山地であるため、紀ノ川北岸からは独立した山容をなさない。古来、歌枕として多くの歌に詠まれた紀伊国妹背(いもせ)山のうちの妹山に比定される。「万葉集」巻七に、<資料は省略されています>などの歌があり、巻一三に載る長歌には「紀の国の浜に寄るとふ 鰒珠拾はむといひて 妹の山背の山越えて 行きし君(以下略)」と詠まれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の妹山の言及 【青野山】より …標高908m。古く妹(いも)山の名がある。角セン安山岩からなる溶岩円頂丘で,周囲には円頂丘を含む数個の小火山がある。… ※「妹山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by