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妹背山 いもせやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

妹背山
いもせやま

奈良県中部,吉野町上市の東方にある妹山 (260m) と背山 (272m) の総称。吉野川をはさんで相対する孤立陵で,北岸の妹山は全山天然記念物のツルマンリョウなど暖地性植物におおわれる。万葉の時代から数多くの歌に詠まれ,浄瑠璃,歌舞伎の『妹背山婦女庭訓』で知られている。

妹背山
いもせやま

和歌山県北東部,紀ノ川中流沿岸にある二つの丘の総称。南岸の丘を妹山(124m),北岸の丘を背山(兄山,168m)といい,ともにかつらぎ町に属する。川に沿って旧南海道(現国道24号線)が通り,古くから旅人に親しまれ,歌枕として『万葉集』『古今和歌集』などにうたわれている。大化2(646)年,背山が畿内南限と定められた。

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デジタル大辞泉の解説

いもせ‐やま【妹背山】

和歌山県北部、かつらぎ町を流れる紀ノ川の北岸の背山と南岸の妹山。鉢伏(はちぶせ)山と長者屋敷のこと。[歌枕]
「後れ居て恋ひつつあらずは紀伊国の妹背の山にあらましものを」〈・五四四〉
奈良県中部、吉野町の吉野川を隔てて向かい合う南岸の背山と北岸の妹山。
[補説]川を挟んで相対する山の併称で、他にも各地にある。

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大辞林 第三版の解説

いもせやま【妹背山】

川などを隔てて向かい合う二つの山を夫婦・兄妹になぞらえて呼ぶ語。奈良県吉野川北岸の妹山と南岸の背山、和歌山県紀川北岸の背山と南岸の妹山は歌枕として知られる。 「流れては妹背の山のなかにおつる吉野の河のよしや世中/古今 恋五

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