神奈川県足柄下(あしがらしも)郡箱根町北西部にある温泉。冠ヶ岳(かんむりがたけ)の北西麓(ろく)、大涌谷(おおわくだに)の西方、標高880メートルにある。箱根温泉郷中もっとも閑静で、湯治場のおもかげも残す。山姥(やまうば)が眼病治療のため金太郎(坂田公時(きんとき))を連れて入湯した伝説によって名づけられ、岩風呂(いわぶろ)もある。現在も自然湧出(ゆうしゅつ)による箱根では数少ない温泉の一つ。泉質は含アルミニウム泉。医療効果は抜群とされ、とくに眼病には特効がある。夏は避暑客でにぎわい、付近の林間にキャンプ場が開設され、大涌谷までハイキングコースがある。富士が見える温泉場である。早雲山(そううんざん)からロープウェーで20分。
[浅香幸雄]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...