宇宙ステーション(読み)うちゅうすてーしょん(英語表記)space station

日本大百科全書(ニッポニカ)「宇宙ステーション」の解説

宇宙ステーション
うちゅうすてーしょん
space station

宇宙環境を利用して研究や実験を行うための有人宇宙施設。かつて運用されていたアメリカの「スカイラブ」やソ連(現、ロシア連邦)の「サリュート」「ミール」などは国ごとに開発されていたが、2021年(令和3)時点では、アメリカ、ロシア、日本、カナダおよびESA(イーサ)(ヨーロッパ宇宙機関)加盟の11か国の協力により開発・運用されている国際宇宙ステーションISS)がある。

[編集部 2021年8月20日]

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百科事典マイペディア「宇宙ステーション」の解説

宇宙ステーション【うちゅうステーション】

多目的の任務をもつ大型の宇宙船。現在実現しているのは地球を周回する有人の大型衛星で,移動のための推進機関はもたず,一定の軌道上を運行し地球から補給や人員交代を行いながら乗組員が滞在して目的とする業務を遂行している。米国のスカイラブや旧ソ連のサリュートに代表されるように,数ヵ月〜数年にわたって地球や天体の観測基地として,また無重量状態での医学,材料工学などの試験・実験室として運用されてきたが,ソ連は1986年2月に六つの外部ドッキング装置をもつ軌道科学宇宙ステーションミール)を無人で打ち上げてサリュートとドッキングさせ,本格的な宇宙ステーションに発展させた。→国際宇宙ステーション
→関連項目スペースシャトル

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「宇宙ステーション」の解説

宇宙ステーション
うちゅうステーション
space station

人間が長期間にわたって居住可能な大型の人工衛星。通信放送,気象観測,科学研究,軍事などに使用される。世界最初の宇宙ステーションは 1971年4月に打ち上げられたソビエト連邦の『サリュート』1号。1982年打ち上げの 7号をもって『サリュート』は終わりを告げ,1986年にその機能を引き継ぐ『ミール』が打ち上げられた。アメリカ合衆国は 1973年に『スカイラブ』を打ち上げ,さらに 1984年以降ヨーロッパ宇宙機関 European Space Agency; ESA,カナダ,日本,ロシアなどと協力して国際宇宙ステーション International Space Station; ISSの建設計画を進めた。

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デジタル大辞泉「宇宙ステーション」の解説

うちゅう‐ステーション〔ウチウ‐〕【宇宙ステーション】

地球周回軌道・宇宙空間で、その超真空と無重量状態の特質を有効に利用して、科学技術実験と宇宙の観測を行える滞在居住型の基地。→国際宇宙ステーション

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精選版 日本国語大辞典「宇宙ステーション」の解説

うちゅう‐ステーション ウチウ‥【宇宙ステーション】

〘名〙 (ステーションはstation) 惑星間飛行の中継基地などに考えられている大型の人工衛星。

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世界大百科事典 第2版「宇宙ステーション」の解説

うちゅうステーション【宇宙ステーション space station】

大型で多目的の任務をもった宇宙船。実際に作られたり,構想が立てられているものは地球の周囲を回る大型の有人の人工衛星で,移動のための推進機関はもたず,一定の軌道上を運行し,地球から補給を受けながら乗組員がここに滞在して種々の業務を遂行するものである。宇宙ステーションそのものは宇宙開発が行われるはるか以前から考えられていたが,その構想は宇宙開発に伴って得られた知識とともに大きく変遷した。初期には人間の生活上重力が不可欠と考えられたので,回転によって生ずる遠心力を重力の代用とするため,ドーナツ形などの形状が構想されたが,現在では半年間くらいの生活ならば無重量状態でもよいとされているので,非回転式となっている。

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