安岡雄吉(読み)ヤスオカ オキチ

20世紀日本人名事典 「安岡雄吉」の解説

安岡 雄吉
ヤスオカ オキチ

明治期のジャーナリスト,政治家 衆院議員。



生年
嘉永7年3月(1854年)

没年
大正9(1920)年11月1日

出生地
土佐国幡多郡中村(高知県中村市)

学歴〔年〕
慶応義塾

経歴
幼時、父について漢学を修める。上京して慶応義塾に学んだのち、官吏となり元老院御用掛や東京府御用掛を歴任。明治20年郷党の先輩である政治家後藤象二郎の大同団結運動に加わり、その幹部として機関誌政論」の編集・執筆を担当した。25年第2回総選挙に吏党側の国民党から立候補し当選するが、党による投票箱紛失や投票破棄などの違反を自由党の林有造・片岡健吉に指摘され、失職。のち、37年の第9回総選挙に再び出馬して当選、猶興会に所属した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安岡雄吉」の解説

安岡雄吉 やすおか-おきち

1854-1920 明治時代記者,政治家。
嘉永(かえい)7年3月生まれ。安岡良亮(りょうすけ)の長男。慶応義塾で福沢諭吉師事。元老院御用掛,東京府御用掛となる。明治20年後藤象二郎の大同団結運動に参加,機関誌「政論」の編集・執筆にあたる。37年衆議院議員に当選,猶興会に所属した。大正9年11月1日死去。67歳。土佐(高知県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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