一斑(読み)イッパン

デジタル大辞泉 「一斑」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぱん【一斑】

ヒョウ毛皮にあるたくさんのまだら模様うち一つの意から》全体からみてわずかな部分一部分。「研究一斑披瀝ひれきする」
[類語]部分箇所かしょところ部位一部一部分局部局所細部断片一端いったん一節いっせつくだりパートセクション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一斑」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぱん【一斑】

  1. 〘 名詞 〙 ( 豹(ひょう)全身のうちの、一つの斑(まだら)の意から ) 全体のうちの一部分。一班
    1. [初出の実例]「雖全豹、亦可天受之一斑」(出典日本詩史(1771)四)
    2. 「此鼻に就て研究した事が御座いますから、其一斑を披瀝(ひれき)して」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐又贈老謙詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「一斑」の読み・字形・画数・意味

【一斑】いつぱん

一部分。

字通「一」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android