コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

官休庵 かんきゅうあん

4件 の用語解説(官休庵の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

かんきゅうあん【官休庵】

京都市上京区にある武者小路千家の茶室。一翁宗守の作。一畳台目半板。たびたび焼失し、現在のものは1926年(大正15)に再興された五度目のもの。江戸中期佗草庵の典型を示す。
武者小路千家のこと。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

官休庵【かんきゅうあん】

京都市上京区の武者小路千家邸内にある茶室。初代の一翁宗守が高松藩の茶頭を辞して隠居した1677年に造られたと伝えられる。席名は〈仕官を休む〉という意味を含む。現在の建物は1926年改築のもの。
→関連項目千宗守

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

かんきゅうあん【官休庵】

武者小路千家を代表する茶室。初代一翁宗守が高松藩茶頭(ちやどう)を辞した1667年(寛文7)に造立したと伝えられ,席名は〈仕官を休む〉という意を含んでいる。現在の官休庵は1926年に再建されたものであるが,一翁が創立したときの形式がそのまま踏襲されていると伝えられている。内部は一畳台目半板,すなわち1畳の客畳と点前座との間に幅5寸の板畳(幅1尺4寸(約42cm)の中板より狭いので特に半板と呼ばれる)を入れ,主客の間に少しゆとりを与えた間取りに大きな特色がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

官休庵
かんきゅうあん

京都市上京(かみぎょう)区の武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)にあり、同家を代表する茶室。同家初代一翁宗守(いちおうそうしゅ)が仕官を辞した1667年(寛文7)に造立したと伝えられる。現在の官休庵は1926年(大正15)の再建になるが、一翁が創立したときの形式を伝えているという。内部は一畳台目(だいめ)半板、すなわち一畳の客畳と点前(てまえ)畳との間に幅約5寸(約15センチメートル)の板畳を入れている。下座床(げざどこ)を構え、水屋洞庫(どうこ)を備え、点前座背後に踏込み板を添えている。今日庵(こんにちあん)から向板(むこういた)を除いて床を設け、半板という独創的なくふうを加えて、極限の広さのなかにゆとりをつくりだしている。天井は踏込みの上を除いて一面に蒲(がま)天井を張り、半板の部分の壁の出隅(でずみ)は柱を現すことなく塗り回しにして室内を広くみせている。中門は編笠(あみがさ)門とよばれ、4代直斎(じきさい)の好みを伝えている。[中村昌生]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の官休庵の言及

【武者小路千家流】より

…利休の孫宗旦の次男一翁宗守を初代とし,代々宗守を名乗る。表千家流の不審庵,裏千家流の今日庵とともに,一翁が建てた京都武者小路西洞院の茶席〈官休庵〉が流儀の別名ともなっている。利休の主張する茶禅一味のわび茶の風を伝える三千家の一つとして知られる。…

※「官休庵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

官休庵の関連キーワード木津宗泉静々齋直齋堅叟宗守武者小路千家三千家千家流千宗守武者小路千家流千宗守(初代)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

官休庵の関連情報