コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

寄船 よりぶね

2件 の用語解説(寄船の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

寄船
よりぶね

鎌倉~室町時代以来,漂着または漂流する船をいう。乗員不在,持主不明の寄船は,積荷とも発見者またはその地の社寺のものとなる慣例であった。しかしその収益が莫大であったため,しばしば寄船と称し不法奪取が行われたので,これに関する禁令が出された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

よりぶね【寄船】

遭難による漂着船,漂流船の船体,もしくはその積載物。おもに中世に入ってみられる語。寄船はしばしば貴重な財であったから,その取得をめぐって紛争の起こることが多い。発見者,救出者が慣習的にその取得の権利を有したが,新補地頭は海業得分の一つとして寄船の取得権を公認されている。また紛争回避の意味もあってか,社寺に寄進される例が多い。筑前宗像大社平安時代以来,永年にわたって本社・末社70余社の造営をすべて寄船によってまかなっていたのは中世においていかに船舶の遭難が多く,寄物の経済価値がいかに高かったかを示す好例である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

寄船の関連キーワード船型サルベージ船体遭難着船本帆若しくは吸虫類感染高プロラクチン血長平

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone