出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
江戸幕府の職制。1685年(貞享2)小菅伊右衛門(こすげいえもん)を任じたのが起源とされる。その後1712年(正徳2)に廃止されたが、1717年(享保2)に再度設置され、以後幕末まで続いた。再置後の定員は2名で役高2000石、従五位下諸大夫(じゅごいげしょだいぶ)に叙任され、若年寄支配に属した。本丸、西丸、大奥、二丸、三丸、浜御殿、紅葉山(もみじやま)東照宮、同御霊屋(みたまや)、寛永寺、増上寺、品川東海寺、池上本門寺(いけがみほんもんじ)、伝奏屋敷(でんそうやしき)などの普請・修復を職務とし、所要物品の調達にあたる元方(もとかた)と、調達品の受け取りと配分にあたる払方(はらいかた)とに分かれていた。
[小池 進]
…97年(元禄10)の幕府小細工方廃止にともなう勤方規定によると,作事方は江戸・遠国のおもだった御普請を担当し,材木方,畳方,植木方,絵師,大工等を支配している。1712年(正徳2)の小普請奉行解任後,しばらくその職務を兼帯したが,17年(享保2)小普請奉行が再置され,翌年江戸城内外,御府内の幕府管下の建造物を小普請奉行方と分割,作事奉行方は本丸・西丸の表向,櫓,内郭・外郭の門塀,寛永寺諸堂社等を管掌することになった。このほかに切支丹宗門改,鉄砲改等の職務を兼ねた。…
※「小普請奉行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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