小鷺(読み)こさぎ

精選版 日本国語大辞典 「小鷺」の意味・読み・例文・類語

こ‐さぎ【小鷺】

〘名〙 サギ科の鳥。シラサギの仲間では最小の種類で、全長約六〇センチメートル。全身白色で、くちばしと脚が黒く、あしゆびは黄色。繁殖期には頭に二~三本の長い飾り羽と、背から尾端に向かって、簑毛(みのげ)という長くて美しい飾り羽が生える。水田湿地を長い脚で歩きまわり、魚、カエル昆虫などを捕食する。ヨーロッパ南部からアジアに分布日本では東北地方以南の各地にすみ、台湾・フィリピンに渡るが、留鳥として年中生息するものもある。〔大和本草(1709)〕

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デジタル大辞泉 「小鷺」の意味・読み・例文・類語

こ‐さぎ【小×鷺】

サギ科の鳥。全長約60センチ。全身白色で、くちばしと脚が黒く、指は黄色い。日本では留鳥で、水田・河川・沼などにすむ。
[類語]白鷺中鷺大鷺五位鷺青鷺

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動植物名よみかた辞典 普及版 「小鷺」の解説

小鷺 (コサギ)

学名Egretta garzetta
動物。サギ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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